教員をしていると、どうしても目の前の仕事に追われてしまい、
気づいたら自分自身が辛い状況に陥っていることがあると思います。
- 体力的にきつい
- 人間関係がきつい
- 自分ができないことが辛い
人によっていろいろな辛さがありますが、
一方で「今が頑張りどき」というアドバイスもよく目にすると思います。
もう辞めるべきなのか、頑張るべきなのか迷っている方向けに、
実際に教員を退職して起業をした経験を持つ僕から、
判断の基準について、お話をさせてもらいます。
【筆者】 株式会社 Life Value Up 代表取締役 辻 みつる あなたの「教員 辞めたい」を叶えます【経歴】 東京で教師を10年間経験後、 「教員が嫌になり」 退職。 独立起業し、ビジネスを0から学び始める。 2023年 現在 3つの学習塾の経営をしながら、 セミナー事業、コンサル事業、婚活事業など、 他事業にも拡大。 現在、アルバイトを含め 10人以上の従業員を抱える会社の代表。 今一番注力していることは、 「教員のセカンドキャリアサポート」 自身の経験をもとに、 教員を辞めたいと思っている方が その不安を解消して一歩踏み出せるようサポートしています。
動画確認
概要
石の上にも3年説について
石の上にも三年ということわざがあるように、3年は頑張ってみようという話がよくされますが、僕もこの説には賛成です。
ただ、合わないと感じた状態で、無理に続ける必要はないとも思っています。
だから、たとえば教員になって1年以内に辞めた人がいたとしても、良いと考えます。
ではなぜ、石の上にも3年という説に賛成なのかというと、せっかく教員になったのだから、ただ辛いを回避して別の環境に移るよりも、今ある壁に挑戦することも良い経験だと思うからです。
僕は辞めたいなと思ってから退職まで約10年かかりました。もっと早く退職していれば、起業でできる事がもっとあったんじゃないかなと、ないものねだりをする事があります。
それでも、この10年がなければ、今の僕のような考え方にはなっていないと思うので、無駄ではないとも感じています。
人には試行錯誤する時間も必要です。
だから、石の上にも3年というのは賛成なのです。
教職を辞めた方が良いタイミングとは?
僕が考える教員を辞めた方がいいなと思うタイミングは、「どうしようもない」と思う瞬間が2回以上あった時です。
「どうしようもない」の対象は、自分の能力でも、学校の体制でも、体力的にも、どれでも良いのですが、何をしてもどうにもならない状態になった時が退職のしどきです。
逆に、辛いなと思っていたとしても、まだできる事があるならば、試してから辞めても遅くはないはずです。
次のステップに行った時に、後悔がないようにするためには、やれることはやり切った方が良いので、この基準をお伝えします。
今が辛すぎて・・・を解決する方法は?
まだ頑張れるかもしれないが、辛すぎるという状況はよく聞く話です。そんな状況の方が今すぐ辞めるべきだとは思いません。
僕の実体験でも2度、辞めたいと思っても、辞めなかった事があります。なぜ、教員を続けられたかというと、単純に職場が変わったからです。
公務員の教員というお仕事は、約3年に1回勤務する学校が変わりますね。だから、人間関係も全て一度リセットするので、学校さえ変わってしまえば、楽になったりします。
次の移動まで時間がある方は、どうするかというと、「希望を出し続ける」がおすすめです。
同じ先生でも、特別支援学級の先生だったり、専科の先生だったり、働き方が変わる職場もあります。
だから、自分はどんなところが辛いと感じ、どんなところだったら能力を発揮できるかを分析して、転校の希望を出し続けることをお勧めします。
学校の先生はみんな頑張っています。
能力が低いと謙遜する人も多いですが、決してそんなこと無く、気づいていないだけの人がほとんどです。
今が辛いならば、教員から退職することも選択肢の一つですが、続けることも選択肢の一つです。
もし、相談できる人が周りにいらっしゃらないならば、気軽にお問い合わせよりメッセージをください。
辛いと思いながら、教員を続けるしかないと思っている先生が少しでも減りますように、アドバイスをさせていただきます。