教員を辞めるベストなスケジュール

インタビュー ワンポイントアドバイス 教員退職

教員を辞めるならベストなスケジュールは?

教員生活からの脱出を決意したあなた。
退職まではどんなスケジュールを送ることが最適でしょうか?

周囲や家族にどのように伝えるべき?
引き止められて揺らいでしまったら?

何が正解なのかわからず、一人で悩み、不安の渦の中にいるかもしれません。

今回の記事では、新たな一歩を踏み出すためのステップとして、
教員を辞める際の具体的なスケジュールや行動をアドバイスします。
キャリアチェンジに向けての準備を整え、
勇気を持って次のステップへ踏み出しましょう。

筆者

株式会社 Life Value Up 
代表取締役 辻 みつる

あなたの「教員 辞めたい」を叶えます

【経歴】
東京で教師を10年間経験後、「教員が嫌になり」退職。
独立起業し、ビジネスを0から学び始める。
2023年 現在
3つの学習塾の経営をしながら、セミナー事業、コンサル事業、婚活事業など、他事業にも拡大。
現在、アルバイトを含め10人以上の従業員を抱える会社の代表。

今一番注力していることは、「教員のセカンドキャリアサポート」
自身の経験をもとに、教員を辞めたいと思っている方が
その不安を解消して一歩踏み出せるようサポートしています。
[st_toc]

インタビューの概要

教員を辞めると決めたら、どんなスケジュールがベスト?

前年度末、3月になる頃までに決めるのが理想的でしょう。
「1年後の3月に辞める」とまずは決めることです。
そうすると1年間の準備の期間を確保することができ、
スムーズに進めていくことができます。

辞めると決めたらどう動く?

早い段階で管理職に伝えておくことをおすすめします。
多くの学校では5月前後に管理職との面談が入るのではないでしょうか。
そのタイミングで伝えておくことが最もスマートです。

そうすると、管理職にとっても
「この人はもう来年はいないんだ」と考えながら、
1年かけて来年の構想を練ることができるわけです。

もし、管理職から引き止められたらどうしよう…
と悩む方もおられるかもしれません。
その場合でも、素直に「辞めます」と伝えましょう。
嘘をつく必要もありません。
「やりたいことがあります」と正々堂々としていてよいですし、
もし教員が嫌になって辞めるのであれば
「教員が辛くなりました」と言えばよいのです。
ごまかして自分の居心地が悪くなってしまうより、素直に伝えましょう。

辞めると決めたら、いよいよ準備の段階に入っていくことになります。
例えばセミナーに参加するといったように、
次へのステップの学びを始めていかなければいけません。
3月に辞めると決断して、5月頃には管理職に伝えて、
その後に学びをスタートしていくというスケジュールです。

そうすると大体1年間弱ほどの準備期間が持て、
滑走して飛び立っていくには十分な期間だと考えられます。

周囲の同僚にも辞めることを伝えるべき?

この点をすごく気にする方がおられますが、
事前に同僚に言う必要は全くありません。
実際に僕の場合も、3月の次年度人事発表、
つまり退職の直前に周囲へ伝えました。

なぜかと言うと、「辞める」ということは、
今後は全く違う世界で生きていくということになるからです。
違う世界で生きている人たちは、もう相まみえることはありません。
例えば地球と木星、違う星で生活しているようなイメージです。
地球人は、違う星で生活する木星人のことなど考えません。
つまり、今の同僚のことを気にする必要は全くないということです。

家族に言うタイミングは?

まず自分で辞めると決断をして、家族へはその後に事後報告で伝えます。
もし事前に妻や夫、両親などへ「教員を辞めようと思う」と相談したとして、
彼らから「辞めていいよ」という返事が期待できるでしょうか?
公務員を辞めるという考えに賛成してもらえることは、ほとんどないでしょう。
そうすると、いつまで経っても辞めることはできません。

自分には自分の人生が、相手には相手の人生があり、
それぞれ別の個人であって別々の人生です。
自分の人生を相手がゆえに変えていくというのは、
おかしなことではないでしょうか。

あなたの人生ですから、あなたが決めてよいのです。

ただし、当然あなたは家族という共同体の中で生活しているわけです。
決めたことをきちんと報告し、
「こういう考えを持って行動していくことで、家族を困らせないようにします」
とフォローも含めることが重要です。

また、もし一緒に生活をしていなくても、両親にもきちんと報告はします。
無用な心配をさせないよう、もう辞めてしまった後に
少し間をおいてから報告するという方法でもよいでしょう。

自分の人生は自分で責任を持って決め、
家族に対しては決断と今後の計画をしっかり伝えてフォローする。

この段取りが鉄板の方程式です。

今回は、教員を辞めるにあたってのスケジュールと行動についてお伝えしてきました。
教員を辞めるという決断は重要な一歩ですが、
適切なスケジュールと円滑なコミュニケーションが成功の鍵です。
決める際のポイントや、周囲への伝え方を考えることで、次のステップへの移行をよりスムーズに進めることができます。

最も重要なのは、
自分の人生は自分が決めるものであり、
自分の決断を信じて進んでいく、
ということです。

お知らせ

僕は教員を辞めたいと3回も本気で考えたのに、退職まで10年以上かかりました。

僕のように辛いと思いながら、退職できない先生達の後押しができるように、これからも情報を発信していきます。
ご興味がある方は、ぜひメルマガに登録をお願いします。

メルマガ登録

少しでも興味を持ってくださった方は、詳しくは動画内でお話をしていますので、
ぜひ、動画もご確認ください。

同じように、忙しい日々に追われて、退職に悩んでいる人達に、今後もメッセージを伝えていきたいと思っています。

ぜひ、次の動画も楽しみにしてください。

夫婦のお財布ってどうするのがおすすめ?

インタビュー ワンポイントアドバイス 教員とお金 教員と結婚

教員から起業した夫婦のお財布事情

夫婦のお金、ご家庭ではどう管理していますか? 一人暮らしの頃は自由に使えていたお金も、家族ができるとなかなかそうはいきません。 生計を共にするなかで、財布の取り扱い方も、夫婦ごとにさまざまなスタイルが ...

副業で稼ぐにはどうしたらいい?

インタビュー ワンポイントアドバイス 教員とお金

教員が副業で稼ぐにはどうしたらいい?

日々の生活の中で、「仕事以外の時間に、何か新しいことを始めたい」と思ったことはありますか? あるいは、「もう少し収入が増えたら…副収入が欲しい!」などと感じることはないでしょうか。 そこで、「副業」に ...

インタビュー ワンポイントアドバイス

教員が副業で情報屋に騙されないために

皆さんは副業やスキルアップを目指して、何らかのセミナーや講座に参加したことはありますか? 以前の記事でも、副業で稼ぐ方法についてお話ししました。 しかし、副業への関心の高まりとともに、それを狙った詐欺 ...

辻さんに聞きたい26 の質問

インタビュー ワンポイントアドバイス

教員から起業した実体験から答える26の質問

実際に辻はどんな人でどんな考えを持った人なのか、自己紹介をしたいと思い、起業家としての辻に対して、26の質問をインタビューしてもらいました。 面白い質問もたくさんありましたし、起業をして僕が変わった考 ...

夫婦仲をよくするために気をつけていること

インタビュー ワンポイントアドバイス 教員と結婚

教員からの起業|パートナーとの仲が深まるコツ

毎日を慌ただしく過ごされている皆さん、パートナーとのコミュニケーションに困っていませんか? ――仕事が忙しくてなかなか話せない。 ――子育てで疲れ果ててしまう。 教員の仕事に専念する中で、家庭での時間 ...

-インタビュー, ワンポイントアドバイス, 教員退職