多くの方は、キャリアアップを図る手段として、資格の取得を考えるでしょう。
――何かの資格を取りたいけど、何を取ったらよいかわからない。
――●●の資格をとりあえず取りたい!
こんな話はよく聞きます。
しかし、一度立ち止まって、その考え方を見直してみる必要があるかもしれません。
確かに資格は重要ですが、それが全てではありません。
資格を取ると、何が実現できるのでしょうか?
今回の記事では、資格取得だけが成功するための道ではない、という話を紹介したいと思います。
資格よりも重要なポイントがあること、そしてそれを実際の自分のキャリアにどのように活かすか、一緒に考えてみましょう。
是非、最後まで読んでみてください。
[st_toc]インタビューの概要
資格を取るのはやめましょう
「資格を取った方がいいですか?」
「●●の資格を取ろうと思っています」
このような疑問や考え方は、非常に多く聞きます。
僕の考えの結論からお伝えします。
資格を取るのはもうやめましょう。
なぜなら、資格を取っても必ずしもお金にはならないからです。
資格はスキルを高める手段に過ぎない
よく聞く例のひとつとして、心理カウンセラーの資格を挙げてみます。
資格を取得して心理カウンセラーになったはいいけどお客さんが来ない、そう言って困る方の話をよく聞きます。
確かに、資格は知識を得る手段にはなるでしょう。
しかし、多くの競合がいる中、資格があるというだけでお客さんがあなたのところへ来てくれるでしょうか。
資格以上に大切なポイントがあるはずです。
一体何が大切なのでしょうか。
目的を見失わないことが重要
そもそも心理カウンセラーとして成功するには、資格だけではなく、実際に人の相談に乗ることのできるスキルが必要不可欠です。
にも関わらず、資格さえ取ればお金になると考えている人が多いのが現状です。
資格取得そのものがゴールになってしまい、必要なスキルが身につけられていないケースが多いのです。
資格は取って終わりではありません。
ただの手段に過ぎないのですから、取得することに固執するのではなく、自分が何を実現したいのかという目的意識を常に持ち続けることが肝心なポイントです。
何のために資格を取得するのか、その先にある目的、目標をぶらさない考えを持つことが重要です。
資格取得で陥りやすい罠
また、民間の資格というものは、言ってしまえば勝手に発行することができる存在です。
資格を取って、例えばあなたがそのメソッドを使用したいと思った場合に、資格発行団体の上位者に対して上納金のようなものを払わなければならない、といったケースもあります。
このようなケースでは、たとえ自分で稼ぐことができても、その上納金に取られてしまって十分な収益が得られない、という問題が潜んでいます。
メソッドやノウハウを勝手に使ってはいけないと気にされる方も多いようですが、あなたに教えたその人もまた、誰かに教わった情報を使っているのです。
その情報というものは、誰のものでもありません。
そのまま使うことに気が引けるのであれば、自分なりのアレンジをするなど工夫をすればよいのではないでしょうか。
スキルアップが何より重要
僕がおすすめしたいのは、資格取得よりも具体的なスキルアップに注力することです。
特に2つのスキルを身につけることをおすすめします。
1つ目は、コピーライティングです。
Web全盛の時代、文章を書く力は非常に重要です。
ブログを書く、メルマガを送るといったように、自分から発信してみることで徐々にスキルアップしていけるでしょう。
2つ目は、パブリックスピーキングです。
人前で話す力は、お金を得ることに繋がりやすい面があります。
例えば教員のように教える仕事、Webホームページの作り方を教えるなどでもよいでしょう。
また、僕がやっているように、教員を辞めてからどう自己実現していったらよいかを話すという方法もあります。
話す力は、様々な場面で役立つはずです。
これら2つのスキルを身につけていけば、資格を取得するよりも確実に自分の可能性を広げられると考え
られます。
資格取得に固執するよりも、これらのスキルを磨くことが何より大切だと思います。
今回は、資格取得の意味、スキルアップの重要性を見てきました。
資格は手段に過ぎないもので、手段が目的化してしまうのでは意味がありません。
自分自身の本来の目的を見失わないようにするために、資格よりも、コピーライティングやパブリックスピーキングといったスキルを磨けば、様々な場面で生かせる汎用的な力が身につくはずです。
教職を辞めようと考える方にとっては、このようなスキルアップの視点で考えてみるのが自己実現への第一歩となるのではないでしょうか。