教員を早期退職するまでの流れとは
卒業式、入学式と学校でも
イベント続きなのが春ですね。

私が教員の仕事を早期退職したのも3月、春のことでした。
会社員であれば、
退職する時期は
自分で決められるかもしれませんが
教員の仕事は辞められる時期、
卒業する時期が決まっています。
それが生徒が卒業するのと同じタイミング、
3月なのです。
家族の事情や病気といった
よほどの事情がない限り、
定年退職するのも早期退職するのも
教員の退職は
年度替わりの3月と決まっています。
これは教員の仕事が
決められた1年のスケージュールで
動いているが故。
いわば慣例のようなものですね。
今回は私がどのような経緯で
3月に早期退職したか、
の具体的な流れについて
その頃を振り返って
書いていこうと思います。
実は仕事を辞めるときの伝え方やタイミングって
今になって思うと大切だったと感じています。
できれば円満にスムーズに
早期退職に漕ぎ着けたいですよね。
それにはあるテクニックが必要なのです。
まず最初に伝えたのは家族

私の場合、実際に早期退職するまでにも
教員を辞めたいと思ったことは何度かありました。
ただ、子どもがまだ小さかったり
妻が第二子を妊娠中だったり。
他にもその時の忙しさや、
全ての理由は思い出せませんが
「退職願」を出すまでには至っていませんでした。
突然やってきた「辞めたい」の爆発
沸点は思わぬときにやってくるものです。
「これは教員の仕事なのだろうか…?」
と思うような仕事の積み重ねが
下地にあったのでしょう。
学校行事の準備のため、
誰もいない校舎で作業をしているうちに
突然気持ちが爆発した日があったのです。
新年度も始まって間もない
5〜6月のある夜のことだったと記憶しています。
まず家族に理解してもらうことから
それまでは「教員辞めたい」
と思うだけでしたが
その気持ちが爆発した後は
行動あるのみ、でした。
もう、脳内が勝手に動き出したかのように
妻を説得するための
早期退職後の「収支シミュレーション」を
作り始めました。
私の中では起業して塾経営をするという
プランがありました。
それには、妻が不安にならず
早期退職と起業を納得するだけの
収支計画がないといけないと思ったのです。
何も持たずにただ「辞めたい」と
気持ちを伝えただけでは
家族は賛成してくれるとは思えません。
事前に準備をしたおかげもあってか
教員を早期退職することへの
妻の説得は上手くいきました。
職場への早期退職の伝え方
妻の賛同を得た後に
学校関係者へ退職の意向を伝えました。
まず管理職に早期退職を伝える
教員の場合は秋頃に
自己申告面接というものがありますよね。
来年度はどうしますか?
という面接を校長や副校長と
毎年行なっているでしょう。

私はこの自己申告面接の時に
「今年度で退職します」という意思を伝えました。
ここまで読んでいただいて
気がついた方も
いらっしゃるかもしれませんが
私は誰にも
【相談】をしていません。
管理職に早期退職を
【報告】したのです。
仮に相談したとしたら
どうなっていたでしょう。

「せっかく10年やってきたのにもったいないよ」

「教員を辞めない方がいいよ」
きっと、止められていたでしょう。
実際、自己申告面接の時も
そう言って止められました。
でも、私は相談したのではなく
辞める意思を報告したのです。
ここが1番のポイントです。
辞めたいという気持ちで
相談して色々と言われてしまうと
辞めるという気持ちが揺らいでしまったり
やめようと決意までしていたのに
辞められなくなったり
してしまうのです。
同僚や教員仲間には直前に伝える
管理職に早期退職の意思を伝えて
年度末の3月の退職が決定しました。
その後は黙々といつも通り仕事をし
数人の教員仲間に3月上旬の
退職直前に早期退職することを伝えました。
もちろん皆驚いていました。
「なぜ、相談してくれなかったの」と
思った同僚もいたかもしれません。
でも、誰にも相談せずに直前に報告したからこそ
私の早期退職はスムーズに進んだと思っています。
学校内では私の退職を
その日の掲示板で知った方がほとんどでした。
教員の引き継ぎはほとんど必要ない

そんな直前に知らされて
仕事の引き継ぎはどうするんだ?
と思う方もいらっしゃるでしょうか。
でも、教員の仕事の引き継ぎは
せいぜい2日程度で済んでしまいます。
意外だったでしょうか。
想像してみてください。
学校では生徒が毎年変わり
学年も変わるという変化が
毎年あります。
そんな中、同じサイクルで
行事や授業が行われていきます。
ある先生がいなくなると
その学校のサイクルが狂ってしまう
というようでは
学校は成り立っていきません。
学校という職場はそういうところです。
まとめ
誰にも相談することなく
自分の中で事前に準備をし
家族→職場の順で報告をする。

このステップを踏んだことで
私の早期退職は円滑に進むことができました。
そして、家族の信頼を得たことで
退職、起業後も家庭円満に暮らしています。
実は、妻に退職&起業後の
収支シミュレーションを報告する際に
もう一つ伝えたことがあります。
それは
もし失敗したら
もう一度教員をやる。
という約束です。
失敗を心配していては何も変わりません。
失敗してもまたやり直すことはできます。
教員をやり直すなら
非常勤でなんでも選択肢はあります。
生活をするための仕事だって
探せば見つかります。
私がこんなふうに考えられるのは
家族それぞれが
お互いに気持ちや目標を尊重することが
大切だという思いがあるから。
お互いを束縛したり依存しあったりすることなく
個人個人を独立した存在として
尊重しあえることが
幸せな家族のカタチだと信じています。
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