転職したいと考えている教員の皆さん。
職務経歴書の書き方について、戸惑ってはいませんか?
ずっと教員の仕事一筋で邁進してきて、職務経歴書を書く機会が全くなかった方も多いのではないでしょうか。
「履歴書は書けるけど、職務経歴書は一体どのように書けばいいのだろう?」
「うまく自己PRできているだろうか?」
そのような不安を感じるかもしれません。
職務経歴書は、キャリアチェンジにおいて自分のスキルをアピールできる重要な機会です。
今回の記事では、職務経歴書に初めて触れるという教員の方にも分かりやすいよう、その書き方について詳しく解説していきます。
この機会に職務経歴書の作成を学んでおけば、今後もきっと役立つことでしょう。
是非、最後まで読んでみてください。
[st_toc]インタビューの概要
今回の動画内で使用している、参考サイトのページを紹介します。
https://doda.jp/challenge/contents/knowhow/manual/003.html
職務経歴書とは
職務経歴書とは、自分の持つ技術やスキルを示す書類のことです。
転職する際に、これまでの経験や実績をアピールするためによく利用されます。
ずっと教員だけを続けてきた方々にとっては、一度も書いたことがない、初めて出会うものかもしれません。
どんな風に書くか、ポイントをお伝えします。
書式は自由
職務経歴書は特に決まったフォーマットがなく、自分で自由に記載することができます。
大手転職サイト等では、サイト上で職務経歴を入力することで、職務経歴書を自動的に作成してくれるようなツールが準備されていることもあります。
また、職務経歴書は1つ作っておくと、何度でもそれを流用することが可能です。
書式として、多くの場合は次の2つのスタイルが一般的です。
1. 編年体式
最新の経歴から時系列で記載する方式
一番上に最新の職務内容を書き、下へ向かうほど昔の経歴へと遡っていく書き方
2. キャリア式
職務内容ごとにまとめて記載する方式
職務別、職位別にまとめたほうがわかりやすい場合に使用する
職務経歴書に初めて触れるような方の場合、編年体式で書いていくのが分かりやすいでしょう。
教員の場合であれば、最新の勤務校から順に、担当学年や役割、実績などを記載していきます。
具体的に書く
職務経歴書は、「自分ができることは何か」をアピールする重要な書類です。
教員の方の書き方は、編年体式で勤務校別に書くという流れで問題ありませんが、「どこに所属していたか」よりも「そこで何をしてきたか」を書くように意識します。
例えば「〇年〇月~〇年〇月:○○小学校 △年生担任」の経歴を書くとすると、6年生であれば修学旅行の企画を担当した、といったように具体的な内容を記載します。
重要なポイントは、できるだけ具体的に書くということです。
教員同士の場合、「6年生ならこういう業務があるだろう」という共通認識が思い浮かぶかもしれませんが、特に他の業界となると、そういった暗黙の了解は通じません。
一言で「管理職」と伝えたとしても、あなたと採用担当者のイメージする「管理職」の職務内容が同じものとは限らないのです。
要するに、自分が担当した業務の内容は相手が知らないもの、という前提に立つことが必要です。
できるだけ細かく具体的に書いて、自分のスキルを相手がイメージしやすいように伝えることがアピールに繋がります。
自己分析のツール
この職務経歴書作りは、自己分析の良い機会と言えます。
たとえすぐに転職するつもりがなかったとしても、業務に大きな区切りがついたタイミング等で定期的にアップデートすることにより、自分のキャリアの棚卸しになります。
実績を振り返り、自分のスキルや可能な業務範囲などを再確認し、自己分析のツールとして便利に利用することができるでしょう。
職務経歴書の活用
今回は、職務経歴書の書き方について紹介しました。
職務経歴書は決まったフォーマットもなく自由な書き方ができますが、教員の方は編年体式で分かりやすく書くことをおすすめします。
それぞれの勤務校で担当した具体的な職務内容をしっかりと記載し、自身のスキルをアピールすることが重要です。
職務経歴書の書き方をネットで検索をすると参考例もたくさん出てきますので、探してみるのもよいでしょう。
是非、自己分析の機会のひとつとしても、職務経歴書を活用してみてください。
少しでも興味を持ってくださった方は、詳しくは動画内でお話をしていますので、
ぜひ、動画もご確認ください。
同じように、忙しい日々に追われて、退職に悩んでいる人達に、今後もメッセージを伝えていきたいと思っています。
ぜひ、次の動画も楽しみにしてください。
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